奇妙な形の野菜たち

Literature, photograph, music, guitar, and alcohol (sake, whiskey). What I love and never stop

シンプルアフリカ

我々は物を買いすぎている(すみません、僕が最もそうなのかもしれないのですが)。アフリカの人々のシンプルな生活を見ているとそう思うことがある。そしてシンプルだけど、創造力にあふれていると思う。靴底の剥がれた靴、破れたシャツ、鼻緒が取れたサンダル、蓋が閉まらなくなったスーツケース、ストラップが取れてしまった鞄、etc. 何でも、僕が捨てようとすると必ずくれと言われる。そして数日後に完璧に直した「それ」身につけてオフィスにやってくる。靴なんてサイズが違うだろうに・・・、と思うが、それも自分のサイズにぴったり合わせて加工してくる。これには何度も驚かされた。

地方の村落に行くと、そのシンプルで創造力にあふれた生活が眩しいぐらいに輝いている。我々は(すみません、特に僕です)、物に埋もれながらなんて複雑怪奇な生活をしているのだろうと、アフリカの人々の生活に接していると感じる。じゃあ、おまえもこの村で残りの人生暮らせるか?と問われると・・・・、う~ん、Barも居酒屋も無いと・・・、ちょっと・・・、と尻込みをするとかもしれないが。考えるとこれは、ちょっと悲しいかもしれない。

タンザニア・コースト州の村
子供が多いこと、調理も食事も家の外で行うことがアフリカの村の概ねの共通点だ。写真は、お母さんが臼に入ったタロイモを杵でついているところ。杵と臼は、サハラ砂漠以南のアフリカでは多くの国で見られる。

木筋土コンクリート住宅の骨組み
家を作るときは村中の男達が集まって、あっという間に出来る。この骨組みに粘土質の土を詰めて乾かせば完成。

これでも現役
昨日は200km走ったそうだ。アフリカは何処の国でも日本の中古車が大人気。日本で10年前ぐらいのモデルを、彼らは新車と呼ぶ。

自慢の自作自転車
動力は無いので足で地面を蹴って進む。でも、ハンドルは機能する。たいしたもんだ。

おまけ
アフリカの生活を楽しむイギリス人の老夫婦が経営しているロッジのシャワーとトイレ。
コースト州に行くときはいつもここに泊まっていた。木からぶら下がっている麻のバックに水が入っている。ここにはBarもあれば食事もフレンチ。
所詮ここまでか?僕が出来るアフリカチックな生活は。